METAL BUILD DRAGON SCALE 紅蓮聖天八極式【レビュー】

2022年10月に発売した『METAL BUILD DRAGON SCALE 紅蓮聖天八極式』のレビューです。

2022年12月発送分の2次予約で購入していました。

プレミアムバンダイ限定商品で、価格は29,700円(税込)になります。

紅蓮聖天八極式は、テレビアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュR2』に登場する第九世代相当のNMF(ナイトメアフレーム)で、黒の騎士団に所属するエースパイロット『紅月カレン』が搭乗する『紅蓮可翔式』が、敵対するブリタニア軍に鹵獲された後に全面的に強化改修された機体となります。

型式番号は『Type-02/F1Z』で、本機にはブリタニア軍の『特別派遣嚮導技術部(特派)』の技術者である『ロイド・アスプルンド』と『セシル・クルーミー』の趣味的な技術が投入された結果、扱えるデヴァイサー(パイロット)が実在するかも定かではない超高性能機となっています。

本商品は『METAL BUILD』ブランドのスピンオフシリーズ『DRAGON SCALE』の第2弾となっています。

それでは早速見ていきたいと思います!


まずはパッケージから。

正面は豪華な箔押しの文字色に、迫力のアクションポーズを決めた製品画像が載っています。
裏面には様々なアクションポーズを決めた製品画像に、可動やギミック、塗装などの説明が記載されています。

続いて本体以外の付属品を見ていきます。

付属品として豊富な交換用手首に、展開・収納時のエナジーウイング。
台座には機体名や所属する黒の騎士団のマークがプリントされています。
武装の射出シーンを再現するワイヤーに、商品を支えるための補助支柱も付属しています。
  • 交換用左手首(A/B/C) × 各1
  • 右手首 × 1
  • 肩パイル × 1
  • 右腕ワイドレンジパーツ × 1
  • 飛燕爪牙 × 2
  • メーザーバイブレーションソード × 1
  • バックパック × 1
  • ウイング(収納)(左/右) × 各1
  • エナジー・ウイング(左/右) × 各1
  • ウイングエフェクト(大) × 2
  • ウイングエフェクト(小) × 2
  • ディスプレイジョイント × 1
  • クリップ × 3
  • 補助支柱 × 3
  • 支柱 × 1
  • 台座 × 1

続いてパーツを取り付けて本体を見ていきます。

テレビアニメより有機的なデザインとなっており、両腕の非対称も相まって禍々しい雰囲気を醸し出しています。
刺々しい部分は先端が鋭くなっているので、怪我や破損しないよう注意が必要です。
大きさもさることながら全身のいたるところにダイキャスト合金が使用されているので、しっかりとした重さがあります。
個体差はあると思いますが、筆者の商品は腹部の関節が少し緩く、上半身の重さに負けてしまうことがありました。
ツインアイなどの細かい部分も綺麗に塗装されています。
残念ながら筆者の商品は額に傷が付いていました。
首元には黒の騎士団のマークがしっかりと造形されています。
胸部の目のような部分はクリアパーツで覆われています。
上腕部のデザインもより刺々しくなっています。
左前腕部の装甲は複雑な形状になっています。
右肩は大きなスパイクが際立っています。
本機の特徴とも言える右腕もしっかり作りこまれています。
バックパックはコックピットへの着脱が可能となっています。
脚部付け根の関節は、ダイキャスト製のフレームが大きく露出しています。
太腿上部の突起も大型化しています。
足首の装甲にも金色の塗装で縁取りがされています。
脹脛には高機走駆動輪(ランドスピナー)が格納されています。

続いてエナジー・ウイングを展開した状態を見ていきます。

余りにも幅が長すぎて、筆者の撮影ブースでは全貌を収めることができませんでした。
この状態ではさすがに腹部の関節が上半身の重さに負けてしまうので、台座でのディスプレイが必須となります。
エナジー・ウイングも可動部分がダイキャスト合金なのである程度位置は保てますが、長時間ディスプレイする場合は説明書にもある通り補助支柱を使用したほうがよさそうです。
エナジー・ウイングのエフェクトは、単なるクリアパーツではなく幾何学模様が入っていたりと、凝ったデザインになっています。
エフェクト自体は大きいながらもしっかりと固定されるので、簡単に外れてしまうといったことはなさそうです。

続いて各種武装を見ていきます。

『呂号乙型特斬刀(メーザーバイブレーションソード)』
専用の手首が付属しているので、しっかり保持することができます。
十手のような刀身部分は、開くことができるようになっています。
『小型ミサイル』
バックパック上部の装甲を取り外すことで、ミサイル発射時を再現できます。
『飛燕爪牙(スラッシュハーケン)』
差し替えなしで展開が可能となっています。
付属のワイヤーを使用することで、飛燕爪牙の射出シーンを再現することができます。
ワイヤー自体は固めなのですが、長さがあるのでこの状態でディスプレイする場合は付属の支柱などを使用したほうがよさそうです。
※撮影には別売りのスタンドを使用しています。
『輻射推進型自在可動有線式右腕部』
本機の特徴でもある右腕部も、より複雑なデザインとなっています。
シリンダーのようになっている部分は、差し替えなしで伸縮が可能となっています。
肘関節を展開して、さらに腕の長さを延長することができます。
パーツを差し替えることで、ワイドレンジの攻撃状態を再現することができます。
飛燕爪牙と同様に、ワイヤーを使用して射出シーンを再現可能です。
ワイヤーだけでは腕部の位置を保てないので、ディスプレイする場合は補助支柱や別売りのスタンドを使う必要があります。

続いて各部の可動やギミックを見ていきます。

頭部は首を引き出すことで、顔を大きく上に向けることができます。
さらに首を引き出せば、干渉することなく頭部を横方向へ回転できるようになります。
腹部は干渉の都合でほとんど横方向への回転はできません。
上半身は左右に傾けることができます。
腹部を展開することで内部構造が見えるようになっています。
腕部の付け根には引き出し機構が備わっています。
左腕は画像の位置まで上げることができます。
上腕部と前腕部の付け根は軸回転が可能となっています。
手首側の装甲をスイングすることで、連動して前腕部の装甲もスライドします。
左腕の肘関節は、180度近く曲げることができます。
右腕はデザインの都合上、左腕のように上げることはできません。
上腕部の付け根は軸回転が可能となっています。
右腕の肘関節は、90度以上曲げることができます。
右手は五指全てが独立して可動させることができ、節も曲げることができます。
脚部はうまく干渉を逃がすことによって180度開くことができます。
足首はスイングが可能で、足先とかかとはそれぞれ独立して可動できます。
太腿は装甲の継ぎ目で軸回転が可能となっています。
膝関節は90度以上曲げることができ、片膝を着いたポーズにすることもできます。
エナジー・ウイングの付け根は回転の前後のスイングが可能となっています。
展開状態のパーツは、中央の歯車が連動して大きく開くことができます。
スイングも可能となっており、作中の機体をエナジー・ウイングで包んだ状態も再現できます。
頭部の装甲を閉じることで、作中の起動前のシーンを再現できます。
コックピットハッチは開閉が可能で、コックピット内もしっかり造形されています。
高機走駆動輪(ランドスピナー)は展開が可能で、車輪もしっかり回転します。

足元は全て独立しているため接地性が良いので、立ち姿でもポージングもカッコよく決まります。
高機走駆動輪(ランドスピナー)を展開することで、大きく動きをつけてもポージングを安定させることができます。
バックパック下部のパーツを外すし専用のジョイントを取り付けることで、台座を使用してディスプレイすることができます。
個体差があるかもしれませんが、ジョイントとバックパックとの接続部が緩く、バランスが悪いと外れてしまうことが多かったです。
ワイヤーはリード線となっているので、好きな位置で曲げることができます。
エナジー・ウイングは開いたりスイングすることができるので、迫力のあるポージングを決めることができます。
エナジー・ウイングの展開と腕部を射出させた状態でのポージングは、ディスプレイ場所の確保に苦労しそうです。

以上、『METAL BUILD DRAGON SCALE 紅蓮聖天八極式』のレビューでした!