METAL ROBOT魂 [SIDE MS] Gパーツ[フルドド]&アドバンスドパーツセット【レビュー】

2022年9月に発売した『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] Gパーツ[フルドド]&アドバンスドパーツセット』のレビューです。

プレミアムバンダイ限定商品で、価格は9,350円(税込)になります。

Gパーツ[フルドド]は、模型雑誌にて連載されていた小説『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』に登場する『ガンダムTR-1[ヘイズル改]』用に開発されたサポートメカで、1年戦争で『ガンダム』の支援戦闘機として運用された 『Gファイター』のコンセプトを受け継いでいます。

型式番号は『FF-X29A』で、『ガンダムTR-1[ヘイズル改]』とのドッキングや、フルドドを2機を結合することでMA形態への組み換えが可能となっています。

本商品は以前に発売した『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムTR-1[ヘイズル改]&オプションパーツセット』との組み合わせが可能となっており、フルドド2機に加えて、『ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]』にするためのパーツが付属しています。

関連記事:レビュー『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムTR-1[ヘイズル改]&オプションパーツセット』

それでは早速見ていきたいと思います!


まずはパッケージから。

正面にはブランドのロゴや商品名に、本商品のデジラマ画像が載っています。
裏面はオプションや各種ギミック、マーキングや塗装についての説明が記載されています。

続いてフルドド本体以外の付属品を見ていきます。

武装や各種ジョイントの他に、補助支柱や各形態を再現するパーツが付属しています。
台座には部隊名である『ティターンズ・テスト・チーム(T3)』のマークがプリントされています。
  • クロー展開パーツ × 2
  • 2機連結コネクター × 1
  • ディスプレイジョイント × 1
  • 連結ディスプレイジョイント × 1
  • 支柱(大) × 1
  • 支柱(小) × 1
  • 台座 × 1
  • センサー・ユニット頭部 × 1
  • 交換用バイザー × 1
  • 脚部補助スラスター × 2
  • 接続用ビーム・ライフル × 1
  • マルチウェポンラッチ × 1
  • 肩部グリップ(左/右) × 各1
  • 胸部コネクター × 1
  • ヘイズル・ラーサポート × 1
  • グリップ × 2
  • 補助支柱 × 2
  • 腰部コネクター × 1
  • シールドジョイント(TR) × 2

続いてフルドド本体を見ていきます。

左右非対称のデザインとなっており、各部にはマーキングが施されています。
中核となる『コアユニット』を含め、4つのユニットで構成されています。
『ヒートブレード』が取り付けられていることもあり、全長がヘイズル改の全高を超える長さとなっています。
ランディングギアなどはないので、スタンドなしでのディスプレイは難しいです。
『ノーズ・センサー・ユニット』にあるモノアイは、塗装で再現されています。
『ヒートブレード』の側面にはマーキングが施されています。
『コアユニット』中央にもマーキングが施されています。
右側の『スラスター・ウイング・ユニット』には、T3のマークがプリントされています。
左側の『クロー・ウイング・ユニット』にも、同様にT3のマークがプリントされています。
台座などを使用してディスプレイする際は、後方のスラスターに専用のジョイントを取り付けます。
本商品1つで2機分のフルドドが組めるようになっています。

続いてフルドド2機を合体させ、モビルアーマー形態を見ていきます。

まずはフルドド本体の各パーツを分離させます。
もう1機も同様に、各パーツを分離させます。
1機は『ノーズ・センサー・ユニット』の取り付け位置は変えずに、『コアユニット』の両側面に『クロー・ウイング・ユニット』を取り付けます。
『クロー・ウイング・ユニット』を上側に90度スイングさせ、一度クロー部分を取り外します。
クロー展開パーツに差し替え再度クローを取り付け、『クロー・ウイング・ユニット』後方にフィンを取り付けます。
もう1機は『ノーズ・センサー・ユニット』の取り付け位置を変更し、『コアユニット』の両側面に『スラスター・ウイング・ユニット』を取り付けます。
『スラスター・ウイング・ユニット』前方にフィンを取り付けます。
『コアユニット』にある接続用のジョイントを引き出します。
接続用ジョイントを使用し、もう1機のフルドドの『コアユニット』と接続します。
『ヒートブレード』後方に取り付けられているパーツを一度取り外し、向きを変えて取り付けます。
『ヒートブレード』先端にある差込口を、クロー後方にあるジョイントに接続します。
台座などを使用してディスプレイする際は、後方のスラスターに専用のジョイントを取り付けます。
最後にクローを展開してモビルアーマー形態の完成です。
『TR試作ハンブラビ』とも呼ばれており、2本のクローにより獣のような姿となっています。
フルドド2機が合体することにより、フルドド単体と比べて一気にボリューム感が増しています。

別売りの『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムTR-1[ヘイズル改]&オプションパーツセット』と組み合わせて、まずはガンダムTR-1[ヘイズル改]スナイパー装備を見ていきます。

まずは『ビーム・ライフル』と『ヒートブレード』を組み合わせて『ロング・ブレード・ライフル』にしていきます。
本商品に付属する『ビーム・ライフル』後部のパーツを取り外します。
『ヒートブレード』は前後と中央のパーツに分離させます。
中央のパーツは余剰パーツとなります。
分離した『ヒートブレード』前後のパーツを、『ビーム・ライフル』に接続して完成となります。
ヘイズル改の頭部を、『高性能光学センサー・ユニット』装備の頭部に差し替えます。
額のバイザーユニットを差し替えることで、狙撃時のモノアイカメラが露出した状態を再現できます。
脚部の補助スラスターは、一度踵部分のパーツを取り外し、足の前後に挟み込むような形で取り付けます。
脚部補助スラスターにより足がヒール状に変わったことで接地面積は少なくなりますが、足自体は相変わらず大きいので自立は安定しています。
『ロング・ブレード・ライフル』は長大な武装となるので、手で保持する際は脇に挟む、肩に担ぐなどして干渉をうまく逃がす必要があります。

続いてガンダムTR-1[ヘイズル改]アドバンスドユニット装備を見ていきます。

スナイパー装備の状態から、まずはバックパック上部にある『ブースター・ポッド』を取り外し、代わりに『マルチウェポンラッチ』を取り付けます。
『マルチウェポンラック』両側面のボールジョイントに、『シールド・ブースター』を取り付けます。
『ビーム・ライフル』を装備して完成です。
脚部補助スラスターやバックパックの『シールド・ブースター』により、高機動型のような装いになります。
バックパックに『シールド・ブースター』を2枚背負う形になりますが、シールド自体は軽いので問題なく自立可能です。

続いてガンダムTR-1[ヘイズル・ラー]を見ていきます。

ヘイズル改の状態から頭部を一度取り外し、併せて肩部のグリップパーツ、胸部中央のパーツも取り外します。
本商品付属のグリップパーツを取り付け、フルドドの『ノーズ・センサー・ユニット』下部パーツを取り外し、ヘイズル改の胸部に取り付けます。
頭部を取り付け、フルドドから分割したフィンをグリップパーツと胸部パーツのジョイントを使用して取り付けます。
フルドドは『ノーズ・センサー・ユニット』の取り付け位置を変更し、接続用のジョイントを引き出します。
フルドド側のジョイントを、ヘイズル改の『ブースター・ポッド』にある差込口に接続します。
この状態では『ブースター・ポッド』が重さに負けて垂れ下がってしまうので、フルドドのスラスターにサポートパーツを取り付けて位置を固定します。
『ロング・ブレード・ライフル』を装備して完成です。
装備が上半身に偏っていますが、ヘイズル改は下半身にボリュームのあるデザインなので、バランスはそこまで悪くないと思います。
フルドドを装備したことで重心の位置が後ろ側になりますが、ヘイズル改の足が大きいこともあり、バランスを取れば自立も可能となっています。

続いてガンダムTR-1[ヘイズル・ラー]フルアーマー装備を見ていきます。

ヘイズル・ラーの状態から、フルドドのスラスターに取り付けていたサポートパーツを取り外します。
『コアユニット』両側面の『ウイング・ユニット』をスイングして、角度を調整します。
腰部には『サブ・アーム・ユニット』を取り付けます。
頭部は『高性能光学センサー・ユニット』装備のものと取り替えます。
腕部に『シールド・ブースター』を取り付けます。
脚部には補助スラスターを取り付けます。
『ロング・ブレード・ライフル』を装備して完成です。
脇に挟むスタイルではバックパックのフルドドと干渉してしまうので、肩に担ぐスタイルのほうが多少動きの自由度は高いです。
下半身にも『サブ・アーム・ユニット』や補助スラスターが取り付けられたことにより、ボリューム感がありつつも全体のバランスはとれていると思います。

続いてガンダムTR-1[ヘイズル・ラー]第二形態を見ていきます。

フルアーマー装備の状態から、バックパックのフルドドは両側面を『スラスター・ウイング・ユニット』にします。
『サブ・アーム・ユニット』を取り外し、代わりに本商品の腰部コネクターを取り付けます。
残っている『コアユニット』両側面に『クロー・ウイング・ユニット』を取り付け、後方にフィンを取り付けます。
サイドアーマーのEパックを取り外し、『コアユニット』の接続用ジョイントを引き出して腰部コネクターに接続します。
『ヒートブレード』後方にある差込口を、クローを開いた内部にあるジョイントに接続します。
残っている『ノーズ・センサー・ユニット』両側面に『マルチウェポンラッチ』のボールジョイントを取り付け、『シールド・ブースター』を接続します。
『ロング・ブレード・ライフル』と先程の『シールド・ブースター』を取り付けた『ノーズ・センサー・ユニット』を装備して完成です。
さすがにこの状態では股関節が上半身の重さに負けてしまうので、長時間ディスプレイする場合は専用の台座などを使用したほうがよさそうです。

最後にアクションポーズをいくつか。

『ロング・ブレード・ライフル』の両手持ちも可能となっています。
各部にスラスターが増加された形態なので、スタンドを使用した空中浮遊ポーズが様になっています。
『ウイング・ユニット』基部は軸回転とスイングが可能となっているので、アクションポーズの幅が広がります。
この形態でも『ロング・ブレード・ライフル』を『クロー・ウイング・ユニット』に接続した状態が再現可能となっています。
この形態『ロング・ブレード・ライフル』を装備してアクションポーズを取る場合、胸部のフィンやバックパックの『ウイング・ユニット』との干渉が激しいので、うまく位置を調整する必要があります。
フルアーマー形態ではさらに各部との干渉が激しくなるので、派手なアクションポーズを取らせることは難しいです。
また、重さもあるのでスタンドを使用してディスプレイする場合は、専用の台座を使用したほうがよさそうです。

以上、『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] Gパーツ[フルドド]&アドバンスドパーツセット』のレビューでした!

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