METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムエピオン【レビュー】

2022年6月に発売した『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムエピオン』のレビューです。

プレミアムバンダイ限定商品で、価格は15,950円(税込)になります。

ガンダムエピオンは、テレビアニメ『新機動戦記ガンダムW』に登場するモビルスーツで、劇中で登場した初期の頃は主人公の『ヒイロ・ユイ』が搭乗していましたが、後に紆余曲折を経て『ウイングガンダムゼロ』と交換する形で、ライバルである『ゼクス・マーキス』が搭乗することになる機体となります。

型式番号は『OZ-13MS』で、主人公サイドの5体のガンダムのデータを基に開発された機体で、開発を指示した『トレーズ・クシュリナーダ』の意向により、射撃兵装を持たない格闘戦に特化した装備や性能となっています。また、ウイングガンダムゼロに搭載されている『ゼロシステム』と同等のインターフェースが導入されており、長距離巡行を可能とする『モビルアーマー形態』に変形することもできます。

本商品では一部差し替えでモビルアーマー形態への変形が可能となっています。

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それでは早速見ていきたいと思います!


まずはパッケージから。

正面はMETAL ROBOT魂の箱らしい箔押しの文字色に、アクションポーズを決めた製品画像が載っています。
裏面は機体説明に変形や各種ギミック、ダイキャスト製金属パーツや塗装についての説明が記載されています。

続いて本体以外の付属品を見ていきます。

武装一式に交換用手首、補助支柱やディスプレイする際に使用するジョイントが付属しています。
台座には幾何学模様のデザインに、機体名に形式番号がプリントされています。
  • 交換用手首 × 4 ※開き手首(左/右)、武器用手首(左/右)
  • ウイングゼロ用手首 × 1
  • シールド × 1
  • ヒートロッド × 1
  • ヒートロッド(発熱) × 1
  • ビームソードグリップ × 1
  • ビームソード刃 × 1
  • ビームソード刃(大) × 1
  • ケーブル × 1
  • 手首蓋パーツ × 2
  • ディスプレイジョイント × 1
  • ディスプレイジョイント(モビルアーマー形態用) × 1
  • クリップ × 1
  • 支柱(大/小) × 各1
  • 補助支柱 × 1
  • 台座 × 1

続いて本体を見ていきます。

各部がシャープな作りとなっており、機体の各所には本商品オリジナルのマーキングが施されています。
ウイングは全高を超える大きさとなっているので、背面から見た姿は迫力があります。
関節部を中心に全身各所にダイキャストが使用されているので、ずっしりとした重みがあります。
背面に大型のウイングがありますが、そこまでの重さはなく本体もダイキャストによる重みがあるので、自立は問題ありませんでした。
頭部は、アンテナやフェイスサイドのパーツがシャープな作りになっています。
胸部中央にある『サーチアイ』は、クリアパーツとなっています。
左肩アーマーには、型式番号がプリントされています。
前腕部の『エピオンクロー』は金塗装がされており、左前腕部にはシールドを取り付けるための接続穴があります。
バックパックも細かいところまで造形されています。
ウイングの各所にも、マーキングやモールドが施されています。
サイドスカートにはビームソードをマウントするための接続穴があります。
足先には、竜の鱗を模したようなマーキングがプリントされています。
足裏はしっかりとモールドが施されており、スパイクが格納されています。

続いて各種武装を見ていきます。

『ビームソード』
ビームソードの刃はクリアパーツとなっており、通常時と最大出力時の刃が付属しています。
手に持たせた際の本体から延びるエネルギーチューブも付属しています。
『エピオンシールド、ヒートロッド』
ヒートロッドは2種類が付属しており、差し替えで通常時と発熱時を再現できます。
ヒートロッドは芯にワイヤーが使われているので、自由に動きをつけることができます。
ビームソードは、設定どおりサイドスカートへのマウントが可能です。
エネルギーチューブには、芯にワイヤーなどは使われていません。
シールドは、まず前腕部後ろの接続穴に差し込んでから、側面の接続穴に差し込んで取り付けます。
ビームソードは専用の持ち手があるので、しっかり保持することができます。
シールドは2ヵ所で接続しているので、しっかりと固定されます。

続いて各部の可動やギミックを見ていきます。

肘は180度近く曲げることが可能です。
上半身の付け根はボールジョイント接続となっています。
上腕部は軸回転が可能で、手首はボールジョイント接続となっています。
クローも根元や先が可動します。
肩アーマーの内側にあるフィン状のパーツは、それぞれ独立してスイングが可能となっています。
腕部の付け根はボールジョイント接続と軸可動となっており、多少引き出すことも可能となっています。
頭部、及び首の付け根はボールジョイントで接続されており、顔の向きを上下左右に変えることができます。
上半身の付け根には隙間があるので、前後左右へのスイングが可能となっています。
ウイングが可動ポイントが複数あるので、表現の自由度が高いです。
脚部の付け根はボールジョイント接続と軸可動となっており、脚を180度近く開くことができます。
サイドスカートはボールジョイント接続となっているので、脚部の干渉を逃がすことができます。
股関節部はスイング機構があり、脚部の付け根位置を調整することができます。
膝は90度以上曲げることができ、フロント/リアアーマー共にボールジョイント接続となっており、脚部の干渉を逃がすことができます。
脚部には膝関節の下にも可動ポイントがあり、スイングが可能となっています。
人体にはない可動ポイントですが、これによりモビルアーマー形態での竜の首部分の可動が再現されています。
足裏のスパイクは展開が可能で、モビルアーマー形態では竜の牙のようになります。

続いてモビルアーマー形態への変形を見ていきます。

まずはリアスカートを左右に分割して開きます。
股関節部のパーツを引き出して展開していきます。
そのまま脚部を背中側に折り曲げます。
シールド裏のジョイントを引き出します。
股関節部にある接続穴に、シールドのジョイントを差し込みます。
つま先を閉じ、足裏のスパイクを引き出します。
肘を90度に曲げ、手首を外し蓋パーツを取り付けます。
腹部に専用のジョイントを取り付けます。
専用の台座や、別売りの魂STAGEに取り付けます。
手首の差し替えは必要ですが、それ以外は本体のギミックのみで変形が再現されており、竜を模した姿が再現されています。
個体差があるのかもしれませんが、ジョイントに本体がしっかり固定されるわけではないので、ディスプレイするにはうまくバランスを取る必要があります。

最後にアクションポーズをいくつか。

ビームソードは、通常時の刃でも造形が派手なので十分な迫力があります。
股間部にジョイントを取り付けることで、専用の台座や別売りの魂STAGEを使用してディスプレイすることができます。
※今回は魂STAGEを使用して撮影しています。
ヒートロッドは芯にワイヤーが使われているので、細やかな動きを再現できるようになっています。
ウイングは可動ポイントが多く、様々な表情付けをすることができます。
平手の交換用手首もあるので、様々なシーンを再現することができます。
ヒートロッドは通常時だけではなく発熱時の状態も付属しているので、ポージングの幅が広がります。
ヒートロッドを支えるための補助支柱も付属していますが、今のところ補助なしでも垂れ下がってくることはありませんでした。
ビームソードの最大出力状態の刃を取り付けるとさすがに重さで手首が負けてしまうので、ポージングによってはうまく支えてあげる必要があります。
個体差はあるかもしれませんが、最大出力状態の刃を取り付けた状態では、ビームソードの柄が手の中でずれてしまうことが多かったです。
付属するウイングゼロ用手首を、別売りの『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ウイングガンダムゼロ』に取り付けることにより、エピオンとウイングゼロが組み合っているシーンを再現できるようになっています。

以上、『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムエピオン』のレビューでした!

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