METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムキマリスヴィダール【レビュー】

2022年12月に発売した『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムキマリスヴィダール』のレビューです。

プレミアムバンダイ限定商品で、価格は17,600円(税込)になります。

ガンダムキマリスヴィダールは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の第二期に登場するモビルスーツで、下面の男『ヴィダール』が第一期で死亡したと思われていた『ガエリオ・ボードウィン』であることを公表したタイミングで、搭乗していた『ガンダムヴィダール』の偽装を解いたガンダムキマリスの宇宙用決戦仕様の姿になります。

型式番号は『ASW-G-66』で、ガンダムヴィダールで偽装用に搭載されていた3基目のエイハブ・リアクターが取り外され、キマリスをイメージした外装に一新されています。

本商品では本機が使用する様々な武装だけでなく、作中の『阿頼耶識システム Type-E』発動時を再現した眼光エフェクトが付属しています。

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それでは早速見ていきたいと思います!


まずはパッケージから。

正面はMETAL ROBOT魂の箱らしい箔押しの文字色に、アクションポーズを決めた製品画像が載っています。
裏面は機体説明に可動やギミック、ダイキャスト製金属パーツやマーキングについての説明が記載されています。

続いて本体以外の付属品を見ていきます。

武装一式に交換用手首、エフェクトパーツやディスプレイする際に使用するジョイントなどが付属しています。
台座には『阿頼耶識システム Type-E』発動時を再現したデザインが施されており、型式番号に機体名、ボードウィン家のマークがプリントされています。
  • 交換用手首 × 8 ※握り手首(左/右)、開き手首(左/右)、武器用手首①(左/右)、武器用手首②(左/右)
  • 眼光エフェクト × 1
  • 刀 × 1
  • 膝ドリル × 2
  • ドリルニー基部 × 2
  • ドリルランス × 1
  • 特殊KEP弾 × 2
  • ディスプレイジョイント(広/狭) × 各1
  • クリップ × 1
  • 補助支柱 × 1
  • 支柱(大/小) × 各1
  • 台座 × 1

続いて本体を見ていきます。

原点回帰といった感じでキマリスのような丸みを帯びたデザインとなっていますが、脚部にはヴィダールの面影が残っています。
関節部を中心に全身各所にダイキャストが使用されているので、ずっしりとした重みがあります。
足の接地面積が少ないのと、背面のシールドの重さにより、自立させる場合はうまくバランスを取る必要があります。
機体の各所にはリアリティが増すマーキングがプリントされています。
頭部はキマリス・トルーパーのようなトサカ状をセンサーが装備されています。
胸部はアーマーが異様に前面に突き出た鋭いデザインとなっています。
肩アーマーにはボードウィン家の家紋がプリントされています。
前腕部はガンダムフレームの機体でよく見るチューブが露出したデザインとなっています。
背面にはシールドを保持するサブアームが接続されています。
シールドの表面にもボードウィン家の家紋がプリントされています。
シールドの裏面には特殊KEP弾の発射機構があります。
所々にあるゴールドの配色がアクセントになっています。
リアスカートやサイドスカートは大型のデザインとなっています。
足はつま先側の先端が細く接地範囲も狭い独特なデザインとなっています。
膝や脹脛には、ヴィダールと同様にスラスターがあります。
足裏のモールドもしっかりと施されています。

続いて各種武装を見ていきます。

『ドリルランス』
ドリル部は設定どおり回転が可能となっており、小さいですが機関砲も造形されています。
持ち手側も細かくモールドが施されており、特殊KEP弾を装填できるようになっています。
『刀』
シンプルなデザインですが、刀身や柄の質感の違いが再現されています。
刀はサイドスカート上部に差し込むことでマウントすることができます。
『ドリルニー』
膝にあるゴールドのリング状のパーツを付け替えて、ドリルを差し込みます。
ドリルはそのまま手に持たせることもできます。
『特殊KEP弾』
ダインスレイブの弾頭でシンプルですがモールドも施されています。
『ダインスレイブ』
シールドの先端を伸ばし、発射機構の先端をドリルランスと接続します。
シールドを保持するサブアームは可動の自由度が高いので、ダインスレイブを両腕で保持しやすい位置に調整することができます。
武器用手首は2種類あり、ドリルランスを保持する確度を変えることができます。
ドリルランスは大きさに見合った重さがあるので、片手で保持する場合は接地させるか支柱を使う必要があります。

続いて各部の可動やギミックを見ていきます。

頭部はボールジョイント接続で、顔を上下左右に向けることができます。
肘は90度以上曲げることが可能で、腕も大きく上げることができます。
上腕部の付け根は軸可動があり、手首はボールジョイント接続およびスイングも可能な作りになっています。
腕部の付け根には引き出し機構があり、肩を前方に向けることもできます。
上半身は前後左右へのスイングが可能となっています。
腹部の動きに合わせて、シリンダーも可動するようになっています。
腹部のフレームは胸部側、腰部側がボールジョイントで接続されているので、捻りも可能となっています。
シールドを保持するサブアームは、複数の可動ポイントで回転とスイングが可能となっています。
脚部の付け根はボールジョイント接続と軸可動となっており、脚を180度近く開くことができます。
サイドスカートはボールジョイント接続となっているので、脚部の干渉を逃がすことができます。
脚部の付け根は股間部にスイング機構があり、太腿を大きく持ち上げることができます。
フロントスカートもボールジョイント接続により、太腿の干渉を逃がすことができます。
膝は90度以上曲げることが可能です。
足首はボールジョイント接続と軸可動となっており、足のつま先側は上下にスイング可能です。
胸部の装甲は展開可能となっており、コックピットの開閉ギミックが再現されています。
眼光エフェクトは額のアンテナごと差し替えて取り付けます。

最後にアクションポーズをいくつか。

足裏の接地面積が少なく安定して立たせることが難しいので、ポージングさせる場合は専用の台座や別売りの魂STAGEを使用してディスプレイしたほうがよさそうです。
※撮影には魂STAGEを使用しています。
ドリルランスは設置しない状態での片手での保持は難しいので、付属の補助支柱を使うことでポジションがキープできます。
肩の引き出し機構や手首のスイング機構、交換用手首も種類によって武器を持った際の角度が変えられるので、ダインスレイブを構えるポーズも決めやすいです。
脚部の可動範囲が広いので、ドリルニーを使用する際のアクションポーズもカッコよく決めることができます。
眼光エフェクトに加えて動きのある平手の手首もあるので、ポージングの幅が広がります。
シールドを保持するサブアームは柔軟に可動するので、アクションポーズに様々な表情をつけることができます。
ドリルランスは、両手で持つことで補助支柱なしで保持することができました。
ガンダムバエルとの激闘シーンにあったドリルを手で直接撃ちこむシーンも再現できるようになっています。

以上、『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムキマリスヴィダール』のレビューでした!

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