METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムヴィダール【レビュー】

2020年11月に発売した『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムヴィダール』のレビューです。

現在テレビアニメで『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ特別編』が放送中ということで、未レビューだった本商品をレビューしていきたいと思います。

プレミアムバンダイ限定商品で、価格は15,400円(税込)になります。

ガンダムヴィダールは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の第二期に登場するモビルスーツで、 第一期で損傷した『ガンダムキマリストルーパー』に改修と偽装を施した機体となっており、作中では武装組織『ギャラルホルン』に所属し、機体と同名の『ヴィダール』を名乗る仮面の男が搭乗します。

型式番号は『ASW-G-XX』で、本作のモビルスーツの動力源となる『エイハブ・リアクター』をガンダムタイプのモビルスーツは2基搭載していますが、本機は性能を上げるためではなく、偽装としてエイハブ・リアクターが発する固有の周波数を特定させないためだけに、バックパックにダミーを1機追加しています。

本商品では特徴的な数々の武装だけでなく、テレビアニメでの『阿頼耶識システム Type-E』の発動時を再現した眼光エフェクトが付属しています。

関連記事:レビュー『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムバルバトスルプス』
関連記事:レビュー『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムバエル』
関連記事:レビュー『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムキマリスヴィダール』

それでは早速見ていきたいと思います!


まずはパッケージから。

正面は METAL ROBOT魂の箱らしい箔押しの文字色に、アクションポーズを決めた製品画像が載っています。
裏面は機体説明にギミックや付属品、ダイキャスト製金属パーツやマーキングについての説明が記載されています。

続いて本体以外の付属品を見ていきます。

バックパックに武装一式、交換用手首、エフェクトパーツやディスプレイする際に使用するジョイントが付属しています。
台座には『阿頼耶識システム Type-E』発動時を再現したデザインが施されており、型式番号に機体名、ギャラルホルンのマークがプリントされています。
  • 交換用手首 × 8 ※握り手首(左/右)、開き手首(左/右)、武器用手首①(左/右)、武器用手首②(左/右)
  • バックパック × 1
  • ハンドガン × 2
  • バーストサーベル刃(長) × 1
  • バーストサーベル刃(短) × 6
  • バーストサーベル柄 × 1
  • 眼光エフェクト(A/B/C) × 各1
  • 110mmライフル × 1
  • 本体ジョイント(A/B) × 各1
  • 支柱(大/小) × 各1
  • 台座 × 1

続いてバックパックを取り付けて本体を見ていきます。

ガンダムヴィダールのメカデザイナーが監修したということもあり、劇中のイメージがしっかりと再現されたデザインとなっています。
オルフェンズのガンダムタイプの特徴である各部の剥き出しとなっているフレームは、ダイキャストや塗装により金属の質感が再現されています。
改修前の機体にはなかった黒が多く使われた配色となっているため、大きく印象が変わっています。
関節部を中心に全身の各所にダイキャストが使用されているので、ずっしりとした重みがあります。
頭部は黒いので見えづらいですが、マスクの造形やツインアイの塗装など、細かい部分まで作りこまれていります。
剥き出しの腹部のフレームは、ダイキャストで質感が再現されています。
右肩アーマーには、機体名と型式番号がプリントされています。
左肩アーマーには、ギャラルホルンのエンブレムがプリントされています。
肘関節などもダイキャストとなっています。
バックパックの中央には、ダミーのエイハブ・リアクターが確認できます。
腰部前方は、中央のパーツが大きく前に突き出た独特な形状をしています。
リアスカートは比較的シンプルな造形となっています。
脚部にも各所にマーキングが施されています。
サイドスカートは大きさがありますが、パーツ自体は軽いので垂れ下がってくるようなことはありませんでした。
『足部ハンターエッジ』はダイキャストとなっており、刃の質感が再現されています。
バックパックを外した状態の背部も、チューブ状のパーツなど細かいところまで作りこまれています。

続いて武装を取り付けた状態を見ていきます。

『バーストサーベル』
剣身部分は長短付属しており、選択式で柄に取り付けることができます。
短い剣身は、サイドスカートへ収納が可能となっています。
『110mmヴィダール用ライフル』
しっかり色分けもされており、左右にはマウント用の突起があります。
ライフルは、左右のサイドスカートのどちらにもマウントすることができます。
『ヴィダール用ハンドガン』
小さい武装ですが細かく造形されています。
ハンドガンは、フロントスカートの裏側に格納することができます。
ライフルとハンドガン用、サーベル用とそれぞれ専用の手首があるので、しっかりと保持することができます。
サーベルの柄も含めて、設定どおり武装は全て機体への格納、マウントできるようになっています。

続いて本体の可動やギミックを見ていきます。

頭部の付け根はボールジョイントで接続されており、回転や上下のスイングが可能となっています。
首の付け根には引き出し機構があり、これにより顔を前方に突き出したり、大きく下に向かせることができます。
上腕部は軸回転が可能となっており、肘は90度以上曲げることができます。
手首はボールジョイントで接続されており、軸可動によるスイングも可能となっています。
腕部の付け根は複雑な軸可動により、肩を大きく持ち上げることや、前方に向けることができるようになっています。
腹部のフレームは胸部側、腰部側がボールジョイントで接続されており、左右への回転、上下のスイングが可能となっています。
2ヵ所のボールジョイントによって捻らせることも可能となっており、捻りに合わせてシリンダーも可動します。
バックパックは左右のスラスターは基部がボールジョイントで接続されており、中央下側のスラスターも可動します。
脚部の付け根は軸可動により、大きく開くことができます。
また、太腿の上部は軸回転が可能となっています。
サイドスカートは2ヵ所のボールジョイント接続により、脚部の干渉を逃がすことができます。
脚部の付け根は股間部にスライド機構があるため、太腿を大きく持ち上げることができ、フロントスカートもボールジョイント接続により、干渉を逃がすことができます。
膝も90度以上曲げることが可能です。
足首はボールジョイントで接続されており、足のつま先側も上下にスイング可能となっています。
眼光エフェクトは3パターン付属しており、こちらは光が右に流れるパターン。
右に流れるパターンは、光の軌道が真直ぐのパターンも付属しています。
こちらは左に光が流れるパターン。
サイドスカートはスライド機構があり、バーストサーベルの抜剣シーンを再現することができます。
足部ハンターエッジは展開が可能となっており、膝部分のスラスターもボールジョイント接続で動かすことができます。
リアスカート上部のパーツを取り外すことで、台座の支柱を取り付けるためのジョイントに差し替えることができます。

最後にアクションポーズをいくつか。

握りこぶしの交換用手首も付属しているので、力強い立ち姿のポーズもカッコよく決まります。
足首は左右へのスイングがあまりできないので、接地はいまいちです。
股間部やリアスカートにジョイントを取り付けることで、専用の台座や別売りの魂STAGEを使用してディスプレイすることができます。
※今回は魂STAGEを使用して撮影しています。
サイドスカートはスライド機構があり、肩も前方に向けることができるので、サーベルの抜剣シーンも再現が可能となっています。
手首はボールジョイントだけでなく軸可動によるスイングも可能なので、サーベルを突き出すポーズも自然に決まります。
交換用手首が豊富で、眼光エフェクトも3パターンあるので、アクションポーズに様々な表情をつけることができます。
脚部は足首以外の可動範囲が優秀で、特徴的な足部ハンターエッジを展開しての蹴りポーズも可能となっています。
関節部はダイキャストとなっているので、派手なアクションポーズを取っても各部位の保持もしっかりしています。

以上、『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムヴィダール』のレビューでした!

関連記事:レビュー『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムバルバトスルプス』
関連記事:レビュー『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムバエル』
関連記事:レビュー『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムキマリスヴィダール』