METAL ROBOT魂 (Ka signature) [SIDE OG] ヒュッケバイン30th【レビュー】

2022年7月に発売した『METAL ROBOT魂 (Ka signature) [SIDE OG] ヒュッケバイン30th』のレビューです。

プレミアムバンダイ限定商品で、価格は19,800円(税込)になります。

ヒュッケバイン30thは、ゲームソフト『スーパーロボット大戦30』に登場する人型機動兵器で、主人公が搭乗する『ヒュッケバイン30』を強化した機体となっており、劇中の後半でヒュッケバイン30から本機に乗り換えます。

型式番号は『PT-XXXth』で、ヒュッケバイン30では未稼働状態となっていた主動力の『ブラックホールエンジン』が稼働しており、背部に『ウイング・スラスター・ユニット』を装備することにより単独での飛行も可能で、高威力の武装である『ブラックホール・キャノン』の使用も可能となっています。

本商品には、『スーパーロボット大戦30 超限定版』に同梱されている『METAL ROBOT魂 (Ka signature) [SIDE OG] ヒュッケバイン30』に取り付けることができる、劇中序盤のヒュッケバイン30を再現可能なバイザーパーツが付属しています。

それでは早速見ていきたいと思います!


まずはパッケージから。

正面はMETAL ROBOT魂の箱らしい箔押しの文字色に、アクションポーズを決めた製品画像が載っています。
裏面には機体や『Ka signature』に関する説明や、様々なアクションポーズをとった製品画像が載っています。

続いて本体以外の付属品を見ていきます。

武装一式に交換用手首、エフェクトパーツやディスプレイする際に使用するジョイントに、別売りの『METAL ROBOT魂 (Ka signature) [SIDE OG] ヒュッケバイン30』用の差し替えパーツも付属しています。
その他には補助支柱や台座が付属しており、台座はMETAL ROBOT魂ではよく見る四角形状ではなく、別売りの魂STAGEの台座に似た形状となっています。
  • 交換用手首 × 6 ※開き手首(左/右)、武器用手首(左/右2種)
  • ウイング(左/右) × 各1
  • ビーム・ソード柄 × 2
  • ビーム・ソード刃 × 2
  • ブラックホール・キャノン × 1
  • グラビトン・ライフル(左/右) × 各1
  • 銃身サポート × 1
  • マウントアーム × 1
  • スラッシャーマウント × 1
  • スラッシャーエフェクト × 1
  • スラッシャージョイント × 1
  • メイン支柱 × 1
  • 支柱(長) × 2
  • 支柱(中/短) × 各1
  • クリップ × 2
  • 台座 × 1
  • ディスプレイ用ジョイント × 1
  • ヒュッケバイン30(別売り)用「交換用バイザー」 × 1
  • ヒュッケバイン30(別売り)用「耳アーマー」(左/右) × 各1

続いて本体を見ていきます。

背面に各種武装を装備していない状態です。
過去に発売した『METAL ROBOT魂 (Ka signature) [SIDE OG] ヒュッケバイン』より濃い色合いとなっており、全体的に引き締まった印象を受けます。
過去商品と比較して見てみると、マーキング箇所が増えており、より情報量が多くなっています。
関節部を中心に全身各所にダイキャストが使用されているので、ずっしりとした重みがあります。
背部にウイング・スラスター・ユニットがありますが、ダイキャストによる重みもあるため、自立は問題ありません。
全体的に暗めの色合いなので、アンテナなどの黄色が際立ちます。
胸部や肩部のダクトなどの細かい部分も、綺麗に塗分けられています。
右肩には、『エクストラ・オーバー・テクノロジー(Extra Over Technology)』を示すマーキングがプリントされています。
右肩には、『プロト・タイプ(Proto Type)』であることを示すマーキングがプリントされています。
肩アーマーの内側も、別パーツでしっかりと造形されています。
肘関節など、各部にダイキャストが使用されています。
背面の情報量も多いです。
背部のウイング・スラスター・ユニットにも、細かくマーキングが施されています。
フロントアーマーやフロントスカートの各所も、複数のパーツで細かく色分けされています。
脚部の各所にも、マーキングが施されています。
膝関節裏のダクト上のパーツも、しっかり造形されています。
足裏のモールドもしっかりと施されています。

続いて各種武装を見ていきます。

『グラビトン・ライフル』
2丁付属しており、30にはなかったハイフライヤー・ユニットが装着されています。
本商品オリジナルギミックとして、グラビトン・ライフルのセンサー部やハイフライヤー・ユニットを組み換えることで、連結が可能となっています。
グラビトン・ライフルは、専用の手首を使用して保持することが可能です。
グラビトンライフルの連結状態は、専用のジョイントと支柱を使用して支えることができるようになっています。
『ビーム・ソード』
2本付属しており、ビーム・ソードの刃はクリアパーツとなっています。
ビーム・ソードの柄は、左右のサイドスカート内側に収納することができます。
『リープ・スラッシャー』
6つの扇型パーツを連結してリング状となる部分まで再現されています。
リープ・スラッシャーが攻撃時に展開するビームのエフェクトも付属しています。
個体差はあると思いますが、筆者のものはエフェクトの穴が狭く、リープ・スラッシャーをはめ込むのに苦労しました。
リープ・スラッシャーは、専用のジョイントと支柱を使用することで、攻撃時の浮遊状態を再現することができます。
『ブラックホール・キャノン』
センサー部の色分けや各所のマーキングなど、細かい部分まで再現されています。
ブラックホール・キャノンを手首で保持する場合は、まずグリップとジョイント部を引き出します。
そこからグリップ上部のパーツの跳ね上げ、グリップを左右に展開します。
ブラックホール・キャノンのジョイントを接続するため、フロントアーマーのカバーを展開します。
両手首とジョイントの3点でもブラックホール・キャノンの保持に問題はありませんが、砲身に接続穴があるので、支柱を使用することでより安定します。
『マイクロミサイル』
ウイング・スラスター・ユニットは、上部ハッチの開閉ギミックが再現されています。
各種武装をマウントする場合、まずはマウントアームをバックパックに取り付けます。
リープ・スラッシャーを分割してホルダーにマウントし、マウントアームに取り付けます。
マウントアームの左右に、分割したグラビトン・ライフルを取り付けます。
グラビトン・ライフルは、マウントアームに取り付けたまま、前方への展開が可能となっています。
バックパックのカバーを展開することで、ハードポイントが露出します。
ハードポイントを使用して、ブラックホール・キャノンをマウントすることができます。
スマートな本体の背部に各種武装がマウントされることで、一気にボリューム感のある見た目に変わります。
背面に重さが偏りますが、バランスを取れば支柱などの支えなしでも自立は可能です。

続いて各部の可動やギミックを見ていきます。

肘は180度近く曲げることが可能です。
上半身の付け根はボールジョイント接続となっています。
上腕部は軸回転が可能で、手首はボールジョイント接続となっています。
腕部の付け根はボールジョイント接続と軸可動となっており、引き出すことも可能となっています。
頭部、及び首の付け根はボールジョイントで接続されており、顔を上下左右に向けることができます。
腹部にも可動軸があり、上半身付け根のボールジョイントと併せて前後のスイングが可能となっています。
ウイング・スラスター・ユニットの付け根は、ボールジョイント接続で自由に角度を変えることができます。
脚部の付け根はボールジョイント接続と軸可動となっており、脚を180度開くことができます。
サイドスカートはボールジョイント接続となっているので、脚部の干渉を逃がすことができます。
膝は90度程度曲げることができ、膝アーマーも連動して可動します。
フロントスカートはボールジョイント接続なので、太ももの干渉を逃がすことができます。
足はつま先側がスイング可能となっており、足首のカバーも上下にスイングが可能となっています。
ウイング・スラスター・ユニットは展開が可能で、内部の噴出口も再現されています。
マウントアームのグラビトン・ライフル取り付け部分は、複数の可動ポイントがあります。
リープ・スラッシャーのホルダーは、上下左右へのスイングが可能となっています。

最後にアクションポーズをいくつか。

スタイリッシュなデザインなので、カトキ立ちがカッコよく決まります。
股間部にジョイントを取り付けることで、専用の台座や別売りの魂STAGEを使用してディスプレイすることができます。
ビーム・ソードは専用の手首で保持することができ、手首は左右分あるので2刀流も可能となっています。
支柱が複数付属しているので、本体と一緒にリープ・スラッシャーもディスプレイすることができます。
2丁のグラビトン・ライフルはそれぞれの手首で保持することにより、ゲーム中の『ダブル・グラビトン・ライフル』のシーンを再現できます。
グラビトン・ライフルを連結状態で保持する場合は、ハイフライヤー・ユニットの干渉をうまく逃がしてあげる必要があります。
ブラックホール・キャノンを手首で保持し、グラビトン・ライフルをマウントしたまま前方に展開することで、ゲーム中の『フルインパクト・ブラックホール・キャノン』のシーンを再現することが可能です。

以上、『METAL ROBOT魂 (Ka signature) [SIDE OG] ヒュッケバイン30th』のレビューでした!