METAL ROBOT魂 [SIDE MS] プロヴィデンスガンダム【レビュー】

2021年3月に発売した『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] プロヴィデンスガンダム』のレビューです。

ブログ開始前に購入していたものですが、兄弟機であるフリーダムガンダムや、先月にはジャスティスガンダムも METAL ROBOT魂で発売され、先日の『TAMASHII NATION ONLINE 2021』では『METAL BUILD プロビデンスガンダム』も発表されたということで、せっかくなのでレビューしたいと思います。

プレミアムバンダイ限定商品で、価格は16,500円(税込)になります。

プロヴィデンスガンダムは、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』に登場するモビルスーツで、劇中終盤にザフト軍の指揮官である『ラウ・ル・クルーゼ』が搭乗した機体です。

型式番号は『ZGMF-X13A』、兄弟機である『フリーダムガンダム』や『ジャスティスガンダム』と同様に核エンジンを搭載おり、本機の大きな特徴として、宇宙世紀シリーズの『ファンネル』に似た武装で、遠隔操作可能なビーム砲『ドラグーン』を装備しています。

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それでは早速見ていきたいと思います!


まずはパッケージから。

正面はMETAL ROBOT魂の箱らしい箔押しの文字色に、アクションポーズを決めた製品画像が載っています。
裏面は機体説明、ギミック&オプション、ダイキャスト製金属パーツ&塗装についての説明が記載されています。

続いて本体以外の付属品を見ていきます。

武装一式に交換用手首、ドラグーン用の支柱やエフェクトが付属しています。
台座にはブランドと機体名、形式番号がプリントされています。
  • 交換用手首 × 4 ※開き手首(左/右)、武器用手首(左/右)
  • ドラグーン(円錐)バックパック用(3種) × 各1
  • ドラグーン(大)バックパック用(3種) × 各1
  • ドラグーン(長)腰後用(2種) × 各1
  • ドラグーンエフェクト(円錐用) × 3
  • ドラグーンエフェクト(大用) × 2
  • ドラグーンエフェクト(長用) × 2
  • ドラグーンエフェクト(短用) × 4
  • ビームライフル × 1
  • 複合兵装防盾システム × 1
  • ビームサーベル刃 × 1
  • エフェクト支柱基部 × 1
  • エフェクト支柱 × 11
  • ディスプレイ用ジョイント × 1
  • 支柱(大/小) × 各1
  • 台座 × 1

続いて本体を見ていきます。

脚部が太いデザインなので、フリーダムやジャスティスと比べてマッシブな印象を受けます。
背面から見ると、ドラグーンをマウントする大型のバックパックにより全身の半分以上が隠れてしまいます。
過去に発売した ROBOT魂のプロヴィデンスガンダムと比べると、よりダークな色合いになっています。
バックパックの重さはそれほどでもないので、問題なく自立可能です。
特徴的なフェイスカバーも刺々しく造形されており、小さいですが『MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御用機関砲』もしっかり確認できます。
胸部はもっとも色分けが複雑になっており、かなり小さいので分かりづらいですが、胸部中央の襟元には形式番号がプリントされています。
右肩アーマーには、所属するザフトのマークと、小さいですがザフトの正式名称がプリントされています。
左肩アーマーには機体名と形式番号がプリントされています。
内側のスラスター位置に合わせて『CAUTION(警告)』とプリントされているあたり、芸が細かいです。
肩アーマーの内側にあるスラスターは別パーツで造形されており、内部はメタリックで塗装されています。
腕部には『MA-V05A 複合兵装防盾システム』を装備するための接続穴があります。
反対の腕にもあるので、どちらにも装備させることができます。
左のフロントスカートには、イタリア語で11を指す言葉の『UNDICI』がプリントされています。
右膝には型式番号がプリントされています。
肩アーマー内側のスラスターと同様に、太腿にあるスラスター内部もメタリックで塗装されています。
あまり見ることはない足の裏も、しっかりと造形されています。
バックパック中央のカバーになっている部分には、かなり小さいのでほとんど見えないですが、『ドラグーン・システム』の正式名称がプリントされています。
バックパックのスラスター内部も細かく造形されており、しっかり色分けもされています。

続いて各種武装を見ていきます。

『MA-M221 ユーディキウム・ビームライフル』
フリーダムやジャスティスのビームライフルと比べて大型のものになっています。
グリップは前後に、フォアグリップは横にスイングさせることができます。
『MA-V05A 複合兵装防盾システム』
シールド、大型ビームサーベル、小型のビーム砲が一体化した武装で、腕部に覆うような形で装備します。
小さいですが型式番号もプリントされています。
ビーム・サーベル発振部の両脇にあるビーム砲の砲口は、残念ながら開口されていませんでした。
大型ビーム・サーベルの刃はクリアパーツとなっており、根本は派手な造形となっており、機体の全高に近い長さがあります。
取り付ける際は腕を覆うパーツを一度取り外し、手首を収納しながら接続穴に取り付けます。
取り外していたパーツを再度取り付ければ完成です。
『ドラグーン・システム』
大きさの異なる計11機の無線式ビーム砲端末で、見えづらいですが1機ごとにイタリア語で1~11の数字が割り振られています。
一番大きな円錐型のドラグーン。
こちらはバックパックに3機マウントされています。
簡易ですがスラスターの造形もありました。
フィン状のドラグーンで最も幅広のタイプ。
こちらはバックパックに2機マウントされています。
さすがにこの大きさではスラスターは造形されていませんでした。
フィン状のドラグーンで最も長いタイプ。
こちらはリアスカートに2機マウントされています。
こちらもスラスターの造形はありません。
フィン状のドラグーンで最も小型のタイプ。
こちらは左右のサイドスカートに2機ずつ、計4機マウントされています。
同様にスラスターは造形されていませんでした。

続いて武装を取り付けた状態を見ていきます。

ビーム・ライフルのグリップはスイング可能なので、無理なく持たせることができます。
ビーム・ライフルはかなりの大きさですが、重さに腕や手首が負けてしまうということはありませんでした。
全身にマウントしたドラグーンにより、独特なシルエットとなっています。
ドラグーンはしっかりとマウントすれば、すぐに外れてしまうということはありませんでした。

続いて可動範囲を見ていきます。

頭部はボールジョイントで可動。
上腕部は軸で回転させることができ、肘は90度以上曲げることが可能です。
手首はボールジョイントになっています。
腕部の付け根はボールジョイントで、かつ引き出し機構があるため、肩を前方に向けることが可能です。
上半身の基部はボールジョイントで、腹部にも可動箇所があるので、上半身を前後に倒すことも可能です。
前後だけではなく、横に倒すこともできます。
フロントスカートとサイドスカートの付け根はボールジョイントで可動し、膝は180度近く曲げることができます。
足首はボールジョイントで可動、カバーは上下にスイング可能で、足はつま先側を閉じることができます。
脚部の付け根はボールジョイントで、大きく横に開くことができます。
バックパックのフィン状のドラグーンは、マウントしたまま前方に向けることが可能です。
バックパックは本体から少し離すことができるので、これで肩アーマーの干渉を逃がすことができます。
ジョイントは本体側が軸で、バックパック側がボールジョイントで可動するので、角度を調整することもできます。
バックパック側はボールジョイントとなっているので、バックパックを回転させることも可能です。
サイドスカートのドラグーンは、それぞれ独立して可動させることができます。
リアスカートのドラグーンを取り付けるパーツは、付け根がボールジョイントになっています。
ボールジョイントなので前後左右にスイングが可能です。

続いてドラグーンの射出状態を見ていきます。

バックパック中央のパーツを外し、支柱を接続するための基部パーツを取り付けます。
各ドラグーンに専用のエフェクトパーツを取り付けます。
エフェクトパーツの接続穴に支柱の先に取り付けます。
エフェクトパーツは、ドラグーンのスラスターから噴出されている炎が派手に造形されています。
支柱の両端はボールジョイントで接続されているので、ドラグーンの位置や方向を変えることができます。

最後にアクションポーズをいくつか。

股間部にジョイントを取り付けることで、専用の台座や別売りの魂STAGEを使用してディスプレイすることが可能です。
※今回は魂STAGEを使用して撮影しています。
ビーム・ライフルは大型ですがグリップが可動するので、無理なく構えさせることができます。
また肩の引き出し機構により、両手持ちも可能となっています。
開き手首は両手分あるので、アクションポーズに様々な表情をつけることができます。
パッケージ画像のようなポーズをとらせてみました。高さがとんでもないことに・・・。
計11機のドラグーンを全て射出した状態は、エフェクトの造形も相まってかなりの迫力があります。
更に複合兵装防盾システムにビーム刃まで取り付けるとだいぶ場所を占有してしまいますが、せっかくならこの状態でディスプレイしたいです。

以上、『METAL ROBOT魂 [SIDE MS] プロヴィデンスガンダム』のレビューでした!

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