ROBOT魂 [SIDE MS] ゴーストガンダム【レビュー】

2022年1月に発売した『ROBOT魂 [SIDE MS] ゴーストガンダム』のレビューです。

プレミアムバンダイ限定販売で、価格は11,000円(税込)になります。

ゴーストガンダムは、漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』に登場するモビルスーツで、主人公の『フォント・ボー』が搭乗する『ファントム』を、『クロスボーン・ガンダムX-0』の補給用パーツを使用して改修した機体となっています。

型式番号は『XM-XX』で、巡航形態『蜃気楼鳥(ミラージュ・ワゾー)』への変形機構を持ち、ファントムでは緑色だった機体色が、希少金属による対ビームコーティングによって銀色となっており、頭部もマスクにスリットが入ったガンダムフェイスに変更されています。

本商品でもミラージュ・ワゾーへの変形が可能となっており、全身の各所から発生する『ファントムライト』を再現するエフェクトパーツが付属しています。

それでは早速見ていきたいと思います!


まずはパッケージから。

正面にはアクションポーズを決めた製品のデジラマ画像が載っています。
裏面には色々なアクションポーズを決めた製品画像に、機体や本商品の説明が載っています。

続いて本体以外のセット内容を見ていきます。

武装一式に交換用手首、ファントムライトのエフェクトパーツや、ディスプレイする際に使用するジョイントなどが付属しています。
  • 交換用手首 × 4 ※開き手首(左/右)、武器用手首(左/右)
  • ベルト × 1
  • 交換用フェイス(片目) × 1
  • 交換用フェイス(放熱) × 1
  • 交換用フェイス(放熱・片目) × 1
  • 交換用頭部装甲(放熱) × 各1(左/右)
  • ヒートナイフ × 各1(左/右)
  • ファントムライト(額) × 1
  • ファントムライト(胸) × 1
  • ファントムライト(肩) × 2
  • ファントムライト(肘) × 1
  • ファントムライト(腰前) × 各1(左/右)
  • ファントムライト(腰横) × 各1(左/右)
  • ファントムライト(膝) × 各1(左/右)
  • ファントムライト(ふくらはぎ) × 2
  • ファントムライト(背中) × 2
  • クジャク × 1
  • クジャクエフェクト(A/B) × 各1
  • フレイム・ライフルパーツ × 各1(左/右)
  • フレイム・ライフルエフェクト × 各1(左/右)
  • フレイムソードエフェクト × 2
  • 可変サポートパーツ × 1
  • クジャクジョイント × 1
  • ディスプレイジョイント(A/B) × 各1
  • 補助棒 × 1

続いて背部に強制冷却カートリッジのベルトマガジンを取り付けて、本体を見ていきます。

全身の配色はシンプルで、ファントムの緑色から変更された対ビームコーティングの銀色が、綺麗に塗装されています。
背部にはファントムにはなかった強制冷却カートリッジのベルトマガジンが新たに取り付けられています。
コミックの作画を担当している『長谷川裕一』の監修により、作中のプロポーションが再現されています。
バランスのよいプロポーションなので、自立も特に問題ありません。
特徴的なアンテナのない頭部。
頭部側面の白いパーツも、小さいですが別パーツで色分けされています。
クロスボーン系特有の胸部のX字のパーツの中央にあるドクロのレリーフも、しっかりと造形されています。
変形時は手首のカバーとなる大きな前腕部の装甲。
全体的にマーキングや細かいモールドは施されていないので、情報量は少なめとなっています。
全身各所にあるダクトも別パーツで造形と色分けがされています。
バックパック中央にある接続穴からネジが見えてしまうのは少し残念です。

続いて本体の可動とギミックを見ていきます。

頭部はボールジョイントで可動。
腕部は付け根が軸で回転させることができ、前腕部も多少ひねりを加えることが可能となっています。
肘は90度以上曲がります。
腕部の付け根はボールジョイントと引き出し機構があるので、肩を前方に向けることができます。
手首はボールジョイントでの可動となっています。
脚部の付け根はボールジョイントとなっており、180度まで足を開くことができます。
サイドスカートも付け根がボールジョイントで可動するので、脚部の干渉を逃がすことができます。
さらに脚部の付け根は股間部側にスライド機構があるので、太腿を大きく上げることができます。
フロントスカートは付け根がボールジョイントで動かせるので、脚部の干渉を逃がすことができます。
膝は90度以上曲げることができます。
リアスカートも付け根がボールジョイントとなっており、足はつま先がスイング可能となっています。
背部のスラスターは、付け根がボールジョイントで可動します。
交換用フェイスパーツが付属しており、画像は片目が破損し、内部のモノアイが露出している状態。
続いて『二段階強制放熱モード』を再現するフェイスパーツ。
こちらは頭部側面のパーツも専用のものに差し替えます。
さらに『二段階強制放熱モード+片目破損状態』と、通常時も含めて計4パターンを再現可能となっています。

続いて各種武装を見ていきます。

『フレイム・ソード』
配色はシンプルですが、先端はシャープでディティールもしっかり施されています。
フレイム・ソードはサイドスカートへの収納が可能となっています。
ファントムライト発動時のビーム刃のエフェクトパーツが付属しており、フレイム・ソードに被せるようにして取り付けます。
『クジャク(バスターモード)』
本体の全高に近い大きさがあり、変形機構もあるのでそれなりに重さもあります。
ビーム刃を展開した状態を再現するエフェクトパーツが付属しています。
『クジャク(スマッシャーモード)』
差し替えなしでバスターモードから変形させることができます。
変形は簡単で、柄を90度回転させ、バスターモードの刀身部を広げるだけとなっています。
ビームエフェクトが付属し、先端の砲口に被せるようにして取り付けます。
『フレイム・ライフル』
サイドスカートに追加された武装で、先端の砲口もしっかり造形されています。
フレイム・ライフルを手で保持する場合は、サイドスカートの一部を、持ち手のある専用のパーツに差し替えます。
特徴的な湾曲するビームを再現したエフェクトパーツを先端に取り付けることができます。
クジャクは大きさのある武装ですが、今のところ関節が重さに負けるといったことはありませんでした。

続いてファントムライトを発動した状態を見ていきます。

ファントムライトのエフェクトパーツを全て取り付けた状態。
シンプルだった見た目が一気に派手になります。
背面は特にスラスターやサイドスカートなど大きなエフェクトパーツが付くので、迫力が一気に増します。
頭部は中央のセンサーごとパーツを差し替え、胸部は X字のパーツをまるごと差し替えます。
腕部は肩アーマーの上部、前腕部の白いパーツを差し替えます。
フロントスカートと膝も、白いパーツを差し替えます。
サイドスカートの後ろ側のパーツ、脹脛のパーツを取り外し、エフェクトパーツを取り付けます。
背部のスラスター内部のパーツを取り外し、エフェクトパーツを取り付けます。
セット内容で撮影し忘れましたが、パーツを取り外す際に使用する付属の補助棒が付属しています。

続いて蜃気楼鳥(ミラージュ・ワゾー)形態への変形を見ていきます。

まずはフロントスカートを股間部のパーツごと取り外します。
リアスカート中央のパーツも取り外します。
バックパックを上に持ち上げます。
頭部を後ろに倒します。
股間部を分割して
両脚を180度の位置まで開きます。
両足を開くことで胸部側面のパーツが画像のようになるので
可変サポートパーツを取り付けて固定します。
続いて首の付け根部分に突起があるので
先程の可変サポートパーツにある接続穴と差し込みます。
続いてバックパックを
180度回転させます。
首の付け根の白いパーツに突起があるので
回転させたバックパック上部にある接続穴に差し込みます。
続いて腕部になりますが
手首側を後方に回転させ
肩アーマーを下げ、前腕部の装甲を手首側にスライドさせます。
つま先を閉じて、サイドスカートの位置を調整します。
取り外していたフロントスカートのパーツを腹部に取り付けます。
リアスカートの位置を調整します。
バックパック上部にある白いパーツを取り外し
クジャクをマウントするためのジョイントを取り付けます。
クジャクは柄を90度回転させて、バックパックの接続穴と先程のジョイントに取り付けます。
スタンドを使用してディスプレイする場合は、専用のジョイントを取り付けます。
『蜃気楼鳥(ミラージュ・ワゾー)』形態
複雑な変形ですが、説明書通りに行えばそこまで難しいということはありませんでした。
一部パーツの付け替えや余剰パーツがありますが、その分変形後のプロポーションもバッチリ決まっています。
ロックされるのは一部のみとなりますが、今のところ各部の保持は問題ありませんでした。
蜃気楼鳥(ミラージュ・ワゾー)形態でのファントムライト発動状態も再現可能です。
モビルスーツ形態と比べて使用するエフェクトパーツは少ないですが、それでも迫力はすごいです。
この形態でもクジャクのモード変更は可能となっています。

最後にアクションポーズをいくつか。

股間部に専用のジョイントを取り付けることで、別売りの魂STAGEなどを使用してディスプレイすることが可能です。
腕部の付け根の引き出し機構により、両手持ちのようなポーズもとることができます。
クジャク(スマッシャーモード)は、柄の部分が干渉してしまうので、ポージングが難しかったです。
開き手首もあるので、アクションポーズに色々な表情をつけることができます。
フェイスパーツも4種類あるので、ポージングごとにどのフェイスパーツを使用するか悩んでしまいます。
ファントムライト発動状態はカッコいいのですが、パーツの干渉が増えるので発動前と比べるとポージングの自由度は減ってしまいます。
ファントムライトの発動と武装のエフェクトパーツも含めて、このゴテゴテ感がカッコいいです。

以上、『ROBOT魂 [SIDE MS] ゴーストガンダム』のレビューでした!