ROBOT魂 [SIDE AB] スカルマ【レビュー】

2022年8月に発売した『ROBOT魂 [SIDE AB] スカルマ』のレビューです。

プレミアムバンダイ限定販売で、価格は9,900円(税込)になります。

スカルマは、模型雑誌で連載されていた『AURA FHANTASM』に登場するオーラバトラーで、テレビアニメ『聖戦士ダンバイン』で登場したアの国にて開発された『バストール』に似たフォルムのデザインとなっています。

バストール以上に細身なデザインで、通常のオーラバトラーは装甲に強獣の甲羅を使用されていますが、本機は軽量化のため強獣の骨を使用しており、背部のオーラコンバータに取り付けられている一対の腕により、計4本の腕を持つ骸骨のような独特なシルエットとなっています。

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それでは早速見ていきたいと思います!


まずはパッケージから。

正面にはアクションポーズを決めた製品画像が載っています。
裏面には本商品の説明や機体の解説が載っています。

続いて本体以外のセット内容を見ていきます。

武装に交換用手首、背中に取り付ける羽や、本商品の特徴でもある副腕が付属しています。
  • 交換用手首 × 2
  • 触覚(左/右) × 各2
  • 副腕(左/右) × 各1
  • 羽(大/小) × 各2
  • 大鎌 × 1
  • 大鎌(柄) × 1

続いて本体に羽や副腕などを取り付けて見ていきます。

初の立体商品化となったスカルマ。
強獣の骨を使用しているということもありまるで骸骨のようなシルエットで、今まで購入したROBOT魂のオーラ・バトラーの中で最も細身のスタイルとなっています。
背部にはオーラ・コンバーターから伸びる本機の特徴とも言える一対の副腕があり、これによって異形の姿に更に拍車をかけています。
細身の本体の背部にはオーラ・コンバーターや副腕に羽が取り付けられていますが、足の爪が長いこともあり自立は問題ありませんでした。
手の位置が膝までくるほどの腕の長さも、異形を際立たせている要因の1つだと思います。
頭部の触覚のようなパーツは細いので破損しないよう注意が必要ですが、ありがたいことに予備が付属しています。
胸部のキャノピーはクリアパーツとなっており、腹部にはアーマーがなく内部が剥き出しのデザインとなっています。
肩アーマーも骨が使われていることが分かる少し丸みを帯びたデザインとなっています。
腕部は骨そのもののようなデザインで、手は指が長く4指となっています。
腰部は、まるで骨盤のようにも見える複雑なデザインとなっています。
細い脚部も、膝のしわのような造形など細かい部分まで作りこまれています。
膝関節裏のチューブ状のパーツは、軟質素材となっています。
足の裏までしっかり造形されています。
腰部裏のダクト上の部分も、しっかり開口されています。
オーラ・コンバーターの内側も、生物的な造形が再現されています。
本機の最大の特徴ともいえる副腕は、オーラ・コンバーターに接続されています。
羽はクリアパーツとなっており、本物の昆虫のようなリアルな造形となっています。

続いて各種武装を見ていきます。

『大鎌』
柄は本体の全高を超える長さとなっており、鎌には模様が造形されています。
専用の手首を使用することで大鎌を持たせることができますが、柄の細い部分での保持力は弱いです。
柄の中央の太い部分を握らせれば、しっかりと鎌を保持することができるようになります。

続いて各部の可動やギミックを見ていきます。

肘は90度以上曲げることが可能で、肩アーマーの付け根はボールジョイント接続となっています。
上腕部の付け根は軸回転とスイングが可能で、肘は別角度でも多少曲げることができるようになっています。
前腕部の先端にある2本の棘状のパーツは多少のスイングが可能となっており、手首はボールジョイント接続となっています。
頭部、及び首の付け根はボールジョイントで接続されており、顔を上下左右に向けることができます。
上半身の付け根はボールジョイント接続となっており、前後左右へのスイングが可能となっています。
胸部のカバーやキャノピーは開閉可能となっており、コクピットも確認できるようになっています。
腰部アーマーにある骨状のパーツは、付け根がボールジョイント接続となっているため、動きをつけることができるようになっています。
脚部の付け根は2重のボールジョイント接続となっていますが、パーツの干渉により脚部を大きく開くことはできません。
太腿は大きく上げることができ、膝は180度近く曲げることが可能です。
足首はボールジョイント接続となっています。
足にある3本の爪は全て独立して稼働させることができ、節や爪に可動ポイントがあります。
副腕は付け根や途中にある関節がスイングと軸回転が可能となっており、手首にあたる部分はスイングのみとなります。
爪の付け根は全てボールジョイント接続で可動します。
オーラ・コンバーターや羽の付け根はボールジョイント接続となっており、また羽の付け根にあるパーツはスイング可能となっています。

最後にアクションポーズをいくつか。

異形なデザインをしているので、立ち姿のポージングでも異様な存在感を醸し出しています。
大鎌は本体の全高を余裕で超える長さのある武装となっているので、迫力があります。
脚を閉じた状態での立ち姿も、本体が軽いのと足の爪が長いので、安定して自立させることができます。
筆者のものは膝関節が少し緩かったので副腕で支えていますが、一応片膝立ちも可能でした。
股間部にある接続穴に別売りの魂STAGEなどを接続することで、浮遊状態でのディスプレイが可能です。
死神をようなデザインなので、大鎌を肩に担ぐポーズも様になっています。
さすがに副腕だけでの武装の保持は厳しいですが、可動ポイントが多く、大きく広げることでポージングにも迫力が出ます。
武器用の手首はありますが、デザインの都合上保持力は高くなく、鎌の刃先の向きを固定するには柄の太い部分を持たせる必要があります。
上半身は各関節がよく動くので、大鎌を振り上げるポージングもしっかり決まります。

以上、『ROBOT魂 [SIDE AB] スカルマ』のレビューでした!

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